エネルギー資源 energy resource 2004 8 29

今日(8月29日)の日本経済新聞には、このような記事があります。
「埋蔵量、原油に匹敵の『超重質油』」
「石油並みに利用可能」
「中部電力、2008年に事業化」
「超臨界水による超重質油の分解」
「中部電力は、粘りが強く資源利用があまり進んでいない『超重質油』を、
石油と同等の実用燃料に変える技術を開発、
2008年にも海外で商業生産を始める。」
「超重質油の可採埋蔵量は原油並みに達し、
世界のエネルギー企業が実用化を競っている。」
「中部電力は、1バレル当たり20ドル台の低コストでの事業化を目指し、
他の日本企業にも技術を供与する。」
「中東以外に広く分布する超重質油の実用化が進めば、
世界のエネルギー需給・価格の安定と、
中東依存からの脱却につながる。」

日本技術 Japan technology 2004 8 20
 最近は、製造業の国内回帰の傾向が定着しました。
中核技術は日本国内、汎用品は海外という流れでしょう。
 今までは、安易な経営が流行し、日本技術が竹光になりそうでした。
国内の技術者をクビにし、人件費が安い外国で生産をするという経営です。
これは、誰でもできる、楽で、頭を使わない経営と言えるでしょう。
 しかし、日本技術とは、
科学技術と生産技術が融合した技術のことです。
この二つの技術は、両輪となって働いています。
生産技術が空洞化し、竹光となってしまえば、日本技術が終わってしまいます。
 科学技術だけでは食べていくことはできないのです。
サムライが、どんなに剣術が優れていても、
刀が竹光になってしまえば、戦えません。
せいぜい、剣道塾を開いて、食べていくぐらいなものでしょう。


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